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潰瘍性大腸炎の有名人・スポーツ選手たち

潰瘍性大腸炎患者数は、2016年には18万人を超えており、当然ながらこの病気を患っておられる著名人も多数おられます。

難病である潰瘍性大腸炎をかかえながらも、活躍されているということは同じ病気をもつ身には励みになりますね。

難病「潰瘍性大腸炎」を患った有名人

  • 名前(よみ)
  • 職業
  • 生年月日
  • ブログ、SNS等
  • 概要

の形式で記載してあります。

安倍 晋三

安倍晋三

日本の元内閣総理大臣です。
2006年9月に首相(第90代)に就任されたのち、2007年9月に一度辞任。その後、2012年12月に再就任され2022年8月に二度目の辞任をされるまで三期(第96~98代)に渡って首相を務められました。

安倍元首相が潰瘍性大腸炎を患っていることが世間に取り上げられたのは、2007年7月の参院選敗北直後に辞任をされ、直後に慶應義塾大病院へ入院されていたことが明らかになった際です。

診断を受けたのは神戸製鋼勤務時代の20代半ばだそうです。そして実は17歳のことから発症はしていたという話もあり、ご本人も各種メディアの場でこの病気であることを認めていらっしゃいます。

私はどんな人にもチャンスがある社会を作っていきたいと思っているんですよ。つんく♂さんと比べれば大したことないかもしれませんが、私も潰瘍性大腸炎という難病と付き合いながら人生を歩んできました。
政治家が難病を公言することは政治生命にかかわります。しかし、第1次政権で病気が悪化したこともあって辞めざるを得なくなり、正直にすべてを話しました。その後、良い薬が開発され、十分に病気を抑えることができています。ですから、そういう困難を持った人もしっかりと自分の夢を持てる社会を作りたいと思っているんです。

参考:【安倍晋三首相×つんくさん新春対談】 – 産経ニュース 

二度目の辞任についても、潰瘍性大腸炎の悪化を理由に挙げられています。

【詳報】安倍首相、辞任「月曜日に自分一人で判断した」|朝日新聞デジタル

2022年7月、不幸にも街頭演説中に起きた銃撃によりお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。


北川 悦吏子

北川悦吏子

数々のヒットドラマを世に送り出し、“恋愛の神様”とも呼ばれる人気ドラマ脚本家です。

  • あすなろ白書(1993年・フジテレビ系)
  • ロングバケーション(1996年・フジテレビ系)
  • ビューティフルライフ(2000年・TBS系)
  • オレンジデイズ(2004年・TBS系)
  • 連続テレビ小説 半分、青い。(2018年、NHK) など

1999年に炎症性腸疾患(IBD)の診断を受け、闘病の末、2010年6月に大腸全摘出手術をお受けになっています。

ご自身は、明確な病名は明かしてないようですが、大腸摘出ということや、ブログ、ツイッターでの発言からおそらく潰瘍性大腸炎だと考えられます。

「カジュアルな病人」を目指すというのは素敵ですね。

私の病気は難病指定を受けています。

病名はカミングアウトしていませんが

難病指定受けている病気は130個。

どの病気も、悪くなれば入院、ステロイド、ごはん食べられない、

苦しい、つらい、痛い。

そんなに差はないのでは、と長期の入院を経て思います。

道はきっと開けます。

光は先に、きっとあります。

もう二度と、復帰できない、と思った私が、今はなんとか元気にやっています。

参考:私の病気、難病について。|北川悦吏子オフィシャルブログ「でんごんばん」

高橋 メアリージュン

高橋メアリージュン

2013年11月7日、Twitterで潰瘍性大腸炎を患っていて治療していることを発表されました。

著書『Difficult? Yes. Impossible? …No. わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』が2018年1月に発売され、潰瘍性大腸炎や子宮頸がんの経験を語られています。


若槻 千夏

若槻千夏

2006年に神経性胃炎および潰瘍性大腸炎で体調を崩した事から、全てのレギュラー番組出演と年末年始の番組収録をキャンセルし療養されていたそうです。
その後2012年に結婚・出産され、ご自身のブランドを立ち上げるなどご活躍されています。現在はTV番組出演にも復帰されていますね。

本人はあまり病気についての発信はなさってないようで、病気の事実はあるようですが公式なソースはみつかりませんでした。


須田 慎一郎

須田慎一郎

強面ジャーリストでお馴染みの須田さん。

あまり病気についての公式の情報がないのですが、実は2016年3月6日放送回の読売テレビ「そこまで言って委員会」で安倍首相の病気の話になったとき、須田さん本人が下記のように発言していたので確かでしょう。
私も視聴していました。


佐々木 俊尚

佐々木俊尚

毎日新聞社、アスキーを経て、2003年以降はフリージャーナリストとして活躍されています。フリーランス転向後に、脳腫瘍や潰瘍性大腸炎を患ったことを語られています。

 かつては、職種に限らず、会社員は刀折れ矢尽きるまで働いて、あとは会社に面倒を見てもらいながら生きていくことが一般的でした。その時代は、料理も掃除もしなくてよかったかもしれない。

しかし、それでは体はボロボロになってしまいます。僕も、新聞社から出版社勤務を経て2003年にフリーになった後で、会社員時代に猛烈に働いた後遺症からでしょうか、脳腫瘍や潰瘍性大腸炎を患い、心臓の手術もしました。僕自身はその結果、食や料理に目覚めましたが、そもそも社会全体の流れとして、「がむしゃらに働いていればそれでいい」という時代はとっくに終わっています。

参考:佐々木俊尚さんがあの炎上騒動から考える「現代の生きる力」|朝日新聞デジタル

こちらの料理本はシンプルでおすすめです。


IKE(元 SPYAIR

IKE(SPYAIR)
  • IKE(イケ)
  • アーティスト
  • 1984年4月18日生まれ

ロックバンドSPYAIRの元ボーカリスト。

2019年、潰瘍性大腸炎を発病。いったんは寛解期へと至ったものの、2022年に再燃して寛解に至らないため、同年3月31日、バンドからの脱退を発表した。

https://www.spyair.net/info/archive/?539639


安達 了一

安達了一
  • 安達 了一(あだち りょういち)
  • プロ野球選手
  • 1988年1月7日 生まれ
  • Twitter:@ryoichi3adachi

2012年にドラフト1位指名で入団以来、オリックス・バファローズに所属。

2016年1月、潰瘍性大腸炎で緊急入院されました。病気と戦いながらも、2018シーズン一軍で活躍されています。

参考:プロ野球選手安達了一さん「復帰した日、応援の声に涙が」|IBD LIFE


重永 亜斗夢

重永亜斗夢
  • 重永 亜斗夢(しげなが あとむ)
  • プロゴルファー
  • 1988年9月14日生まれ

2008年にプロ転向。2013年8月に潰瘍性大腸炎と診断された。

2018年4月に行われた東建ホームメイトカップにて、プロ転向11年目にして悲願のツアー初優勝を果たされました。おめでとうございます。

なんと今年から整腸剤メーカー・ミヤリサン製薬とスポンサー契約を結び、同社から提供される整腸剤「強ミヤリサン錠」が症状を安定されたなんで言われています。

ちなみに亜斗夢の由来は「アジアで1番に」との願いで、手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」から父親が命名されたそうです。

参考:重永亜斗夢、難病にも震災にも負けない初V|スポーツ報知


上田 春佳

上田春佳
  • 上田 春佳(うえだ はるか)
  • 競泳選手
  • 1988年4月27日 生まれ

2012年ロンドン五輪女子 400mメドレーリレーで銅メダルを獲得さてた(自由形泳者)トップアスリートです。五輪1年前の2011年6月の欧州GPは潰瘍性大腸炎のため欠場されていましたが、素晴らしいです。

最悪の病状になる前に、早期発見ができたのにはこんなエピソードもあったそうです。

4年前、ロンドンオリンピック競泳で銅メダルを獲得した上田春佳選手。大会1年前、ストレスや食生活で潰瘍性大腸炎にかかっていた。潰瘍性大腸炎になると傷口から出る白い膿や血が便にゼリーのように混ざる。上田選手はその写真を携帯で撮り医師に見せ早期発見できたのだという。

参考:ガッテン!「出た!「便秘」新対策で劇的改善SP」|NHK(2016年9月14日放送回)

2013年12月、現役引退を表明されて、現在はキッコーマンに勤務されています。また、2014年11月、おなじロンドン五輪男子200メートルバタフライ代表の金田和也と結婚されました。


桐生祥秀

桐生祥秀
  • 桐生 祥秀(きりゅう よしひで)
  • 陸上選手
  • 1995年12月15日生まれ

男子短距離走選手。日本人史上初の100メートル9秒台を叩き出したトップアスリートです。

2022年9月29日、自身のYouTubeチャンネルにて、2022年6月の日本選手権を最後に休養していた理由について、「プレッシャーと病気(潰瘍性大腸炎)」があったことを明かされました。

大学2年時に発病および診断されたそうです。

参考:桐生祥秀が活動再開を報告 休養の理由の一つに「潰瘍性大腸炎」を告白、大学2年で発症 | THE ANSWER


ダレン・フレッチャー

ダレン・フレッチャー
  • ダレン・バール・フレッチャー(Darren Barr Fletcher)
  • プロ・サッカー選手
  • 1984年2月1日生まれ

スコットランド代表。プレミアリーグ、ストーク・シティFC所属のプロ・サッカー選手。

2011年12月、マンチェスター・ユナイテッド所属時に潰瘍性大腸炎を患っている事が発表され、長期離脱を余儀なくされたそうです。その後の2シーズンでわずか20試合の出場に留まった後、2013年1月に手術を受け、現在は第一線に復帰されています。

彼は個人的に、同じ病気で苦しむ人の相談にのるなどサポートを行っているそうです。

参考:Darren Fletcher: I support bowel disease sufferers |BBC News


スコット・スピード

スコット・スピード
  • スコット・スピードScott Andrew Speed)
  • 自動車レーサー(元F1ドライバー)
  • 1983年1月24日
  • Twitter:@scottspeed

2006年、トロ・ロッソよりF1デビュー。

2018年にスタートしたARXアメリカズ・ラリークロスでは初代チャンピオンに輝いています。


いずれも各分野のトップで活躍されている方々です。

同じ病気を患う日本のトップが「どんな人にもチャンスがある社会」を目指すとおっしゃっていますので、それを信じてカジュアルな病人として生活していきたいですね。

また、潰瘍性大腸炎の最新の患者数などは下記の記事を参考にしてください。

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