【お知らせ】関連リンク集を更新しました(2019.03.08)

【ニュース】積水メディカル 炎症性腸疾患の診断補助薬「ナノピア®LRG」承認取得

ニュース内容

 

積水メディカル株式会社が、「ナノピア®LRG」の体外診断用医薬品製造販売承認を2018年8月21日付けで取得したというニュースです。

保険適用はまだですが、とりあえず売ってもいいですよということです。

以下、積水メディカルリリースより一部抜粋

「ナノピア®LRG」について

  • 本品は、血清マーカーによる炎症性腸疾患に対する初の体外診断用医薬品
  • 血清中のロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)をラテックス免疫比濁法により簡便かつ短時間に測定する試薬
  • 本品により、炎症性腸疾患の活動期の補助判定が可能となる。
  • 炎症性腸疾患の治療では、寛解を維持することが非常に重要。活動期の兆候が認められた時に、早期に治療することで炎症の鎮静化を図ることが出来る。
  • 血清を用いて汎用生化学自動分析装置により約10分間で検査結果を得ることが出来るため、迅速な病態把握が可能となり、早期治療判断の一助となるものと期待される。

「LRG」について

  • LRGは、ロイシンリッチリピートを持つ血清糖蛋白として1977年に単離された分子で、2010年に新たな炎症性タンパクとして同定され、2012年に潰瘍性大腸炎において炎症部位の腸管上皮でLRGが産生されることが明らかにされた。
  • 医薬基盤健康栄養研究所、大阪大学、慶應義塾大学、東京医科歯科大学により、内視鏡で観察した活動性の状態を、血清LRG濃度が反映していることが報告されている。

 

参考 「ナノピア®LRG」の体外診断用医薬品製造販売承認取得について積水メディカル(2018年9月10日)

所感

炎症マーカーとしておなじみのCRPも、活動性の“徴候”の指標には人によってなったりならなかったりする(軽症~中等症ではCRPがあまり上昇しないことも多い)ので、もっと便利で活動性を良く反映する指標として活躍してもらえるようになることに期待します。

CRPとは
C反応性蛋白(英: C-reactive protein)は、体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れるタンパク質。CRPと略称される。

そして上述の記事通り、体感としても、やはり再燃時は下り坂を転がり落ちる前になんとかすることが大事ですね。

「下り坂にさしかかったかなぁ」程度の時に、ちょっとだけ治療を強化したり、食事を含めて安静・静養に努めたりして持ち直すようにするのが、調子の波があるなかでも寛解を長期に維持するコツかと思います。

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