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ニュース内容
SankeiBiz |【大学発 日本 人と技術】日本を支える研究活動と技術開発 |2018年8月31日
■クローン病など治療薬に有望
≪東京理科大学≫
生命医科学研究所の研究グループは、インターロイキン17F(IL-17F)を欠損させたマウスが、人の潰瘍性大腸炎によく似た大腸炎を化学物質誘導時に軽症になることを発見した。そこで、IL-17Fの中和抗体を投与したところ、大腸炎の発症を抑制できることを見出した。この結果は、抗IL-17F抗体が潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患(IBD)の治療薬として有望であることを世界で初めて示した。クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患は発症原因が不明であり、近年わが国においても患者数が非常に増加していることから、これらの疾患に対する予防法や治療法の開発が強く求められていた。
所感
抗TNFα抗体薬であるインフリキシマブ(レミケード)やアダリムマブ(ヒュミラ)を皮切りに、IBDに対する分子標的治療の可能性はまだまだ広がりそうだ。
何にせよ、患者にとって治療の選択肢が大いに越したことはない。