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潰瘍性大腸炎治療の新薬まとめ

潰瘍性大腸炎の治療薬は日々新しいものが生まれており、患者側にとって選択肢が広がることはうれしいことです。

最近UC治療に適応となった新薬がまとめられた記事があったので、参考情報と併せてまとめます。

Answers News 2018/07/04 | 潰瘍性大腸炎 新薬ラッシュで「もはや難病ではない」―エンタイビオ近く発売 JAK阻害薬も適応拡大

2010年以降に承認された潰瘍性大腸炎治療薬

 

出典:Answers News

以下、参考リンク

参考 シンポニーについて田辺三菱製薬 参考 レクタブルとは?キッセイ薬品工業株式会社 参考 ゼルヤンツ(潰瘍性大腸炎治療薬)についてファイザー株式会社 【ニュース】潰瘍性大腸炎治療薬ベドリズマブ(商品名:エンタイビオ)が薬価収載

国内で開発中の主な潰瘍性大腸炎治療薬

先に、治験の3つのステージについて説明します。あとで紹介する開発中の治療薬がどの段階に対応するか参考にしてください。

治験の3つのステージ

治験とは
厚生労働省から薬として承認を受けるために行う臨床試験のこと

第I相試験(Phase 1)

通常、少数の健康な成人又は患者様を対象として、治験薬の安全性や、治験薬がどのように体内に吸収され排泄されるかを調べる。

第II相試験(Phase 2)

比較的少数の患者様に対して、第I相試験で安全性が確認された用量の範囲で薬剤が使用され、薬の安全性、効き目、適切な投与量等を調べる。

第III相試験(Phase 3)

多数の患者様に対して薬剤を使用し、第II相試験よりも詳細な情報を集め、実際の治療に近い形での薬の効き目と安全性を確認する。

参考:「治験」とは – 厚生労働省


UC治療薬(開発中)

出典:Answers News

α4インテグリン阻害薬

カロテグラストメチル
国内で臨床第3相試験を実施中で、承認されれば世界初の経口α4インテグリン阻害薬となる

参考 米国消化器病週間での経口α4インテグリン阻害剤AJM300の<br /> 潰瘍性大腸炎における臨床前期第2相試験治験結果発表についてEAファーマ株式会社

JAK阻害薬

フィルゴチニブ
JAK1(ヤヌス・キナーゼ1)の選択的抑制剤

ウパダシチニブ
経口選択的JAK1阻害薬

参考 JAK阻害剤(関節リウマチなどの治療薬)の解説日経メディカル処方薬事典

生物学的製剤

ウステキヌマブ(製品名:ステラーラ
クローン病には適応済

リサンキズマブ
フェーズ3試験でウステキヌマブに勝る有効性

LY3074828(一般名未定)
静注製剤, 皮下注製剤

参考 抗TNF-α抗体製剤に続くもの(pdf)現場のエキスパートが教える 実践!IBD診療(医学出版)

【参考】潰瘍性大腸炎治療薬市場

民間調査会社の富士経済が17年10月に発表したレポートによると、16年に857億円だった炎症性腸疾患治療薬市場は、25年に1444億円と16年の1.7倍に拡大すると予測。アサコールやペンタサは後発医薬品の影響を受ける一方、リアルダが既存のメサラジン製剤から市場を奪うほか、抗体医薬の適応拡大やエンタイビオの発売により、19年度以降、市場は大幅に伸びる見通しです。

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