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【ニュース】潰瘍性大腸炎治療薬ベドリズマブ(商品名:エンタイビオ)が薬価収載

ニュース内容

 

腸管粘膜へのリンパ球浸潤を阻害するUC治療薬 | 日経メディカル 2018年9月7日

潰瘍性大腸炎治療の新薬であるベドリズマブ(商品名 エンタイビオ)が2018年8月29日薬価収載されたというニュースです。

薬価収載とは
  • 薬価とは、国により決定される医療用医薬品の公定価格のことです。
  • 患者(と健康保険組合)が医療機関や薬局から請求させる金額であり、医療機関や薬局が医薬品卸業者から薬を仕入れる取引価格ではありません。
  • 現在、保険診療に用いられる医療用医薬品として官報に告示されている品目は約1万6千程度あり、厚生労働省から発行される「薬価基準」というリストにその価格が収載されています。
  • 「薬価収載された」ということは、薬価基準に載った、つまり保険適用治療の選択肢の1つになったということです。

エンタイビオ®の概要

●製品名:エンタイビオ点滴静注用300mg

●一般名: ベドリズマブ(遺伝子組換え)

●適応:中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)

●用法用量:成人、1回300mg。初回投与後、2週、6週に投与し、以降8週間間隔で点滴静注

●作用機序:ヒトリンパ球上のα4β7インテグリンと消化管粘膜に発現する粘膜アドレシン細胞接着分子-1(MAdCAM-1)との接着に拮抗することで、消化管粘膜および腸管関連リンパ系組織へのリンパ球浸潤を抑制することで、消化管炎症を抑制する

●副作用:主な副作用は頭痛、上気道感染、関節痛、鼻咽頭炎などであり、重大なものはインフュージョンリアクション、肺炎や敗血症などの重篤な感染症がある。

●製薬会社:武田薬品工業

●薬価:エンタイビオ点滴静注用300mg:274,490円(1日薬価:4,902円)

【参考】ヒュミラ皮下注40mg:62,384円(1日薬価:4,456円)

1日薬価とは

規定に基づき承認された用法及び用量に従い、通常最大用量を投与した場合における一日あたりの平均的な費用の額

●武田の最主力品で、2017年度の売上高は米国で1336億円、米国含む全世界では2014億円に上る。海外では「エンティビオ」の製品名で販売されている。

 

所感

新しい作用機序の薬ということで、抗TNFα抗体製剤(レミケード、ヒュミラなど)の治療に対して効果がなかったかり、効果が弱まった患者さんにも治療の新たな選択肢が加わりました。

また一歩、潰瘍性大腸炎の治療が前進しましたね。

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