こんばんわ。
久しぶりの更新となります。
今回は趣向を変えて、レビュー記事です。前々から、潰瘍性大腸炎やIBDを扱った書籍などを紹介したいと思っていましたので、今後は「書評・レビュー」というカテゴリーを設けて記事をあげていきます。入院グッズや健康食品の感想などもこのカテゴリとしていく予定です。よろしくお願いします。
ということで、第1弾はマンガ作品です^^
この病気もマンガ作品のテーマになるほど、ある種メジャーになったということでしょうか。
タイトルは『腸よ鼻よ』です。
(※本記事画像はすべてGANMA!より)
マンガ『腸よ鼻よ』の概要
作者は、島袋全優(しまぶくろぜんゆう)先生(@shimazenyu)です。
島袋という名字をみて、沖縄の方かなと思ったらその通りでした。同じ沖縄出身で漫画家の「しまぶー」こと島袋光年先生の作品を少年時代愛読していました。
連載開始=第1話掲載は2017年6月30日で、現在第25話(2018年9月2日時点)まで連載されています。
以下、作品概要を転載します。
澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島ーー沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。漫画家を志し、いずれは大都会東京でのタワーマンション最上階暮らしと印税生活を目指していた。 そんな彼女は突如として病魔に襲われる。 国指定の難病と戦いつつ、彼女は漫画家という幼い頃からの夢を叶えられるのか? いや、きっとできるはず。何故なら叶えていなければこの漫画は載っていない! 本邦初、実体験闘病ギャグエッセイここに開幕 !!
GANMA!より
『腸よ鼻よ』おすすめポイント
ネタバレは嫌なので内容には極力触れませんが、おすすめポイントは作者自体が潰瘍性大腸炎を患っておられること。そして、闘病記をシリアスに綴っているのではなく、なんとギャグマンガなのです。笑えます。
主人公は、作者の島袋全優先生自身です。
お話は、大人になった全優さんの「あたし、大腸が無いの」という告白を機に、UCを発病した19歳当時を回想するかたちではじまります。少女時代と現在の顔が変わり過ぎです。何があったのでしょう(笑)
なお、島袋先生は23歳のときに大腸全摘されたことをtwitterプロフィール上で公表されています。
そして、ギャグマンガといいつつ笑いの中にも、治療の不安や、病気と仕事の間での葛藤などが描かれています。同じ病気の患者にしか分からないあるあるが満載です。
個人的には、僕も発症時に入院した病院で症状がみるみる悪化し(担当医は外科専門だった…)、大学病院に転院したので、作品序盤の“第一の担当医”のくだりがめちゃめちゃツボでした。
なお取材と称した入院のため、しばしば休載となります。体を張っておられます。これに対してはもう、読者としては責める気持ちなど1ミリもたりとも生まれず、ただただ応援しているのみです。
『腸よ鼻よ』はスマホアプリで読める
最後に、本作品はスマホアプリ『GANMA!(ガンマ)』にて無料購読可能です。入院中のかたにも是非。隔週金曜日更新となっています。
witterで紹介したところ、作者の島袋先生にRTしていただきました^^
みなさんも作品を読んで一緒に島袋先生を応援しましょう!
おわり